今回は、グルーデコで作る青海波模様のヘアゴムをご紹介します。
「グルーデコでどんなデザインが作れるかな?」
「いろいろな模様の作り方を知りたいな」
「外国の方へのプレゼントに、日本らしいデザインのものはあるかな?」
こういった悩みのある方へ
「青海波模様」は、「無限に広がる波の文様から未来永劫の願い、そして、人々の平安な暮らしへの願いが込められた縁起の良い柄」として、日本で古くから親しまれている柄です。
私はクリスタルデコラティブアーティスト として5年、グルーデコ認定講師として2年、活動をしています。
グルーデコによる青海波デザインのヘアゴムの作り方
こちらが、今回の青海波模様です。
デザインが生まれるまで
青海波模様は、すごくシンプルです。それでいて、作ろうと思うと奥が深い。
- 模様の大きさ
- どのくらいの波の間隔にすればいいか
- 波をどうやって表現するか
- ボールチェーンのサイズは
- ストーンは、どのカラーでドのサイズにするか
- どうやって均等な波を作るか
などなど、この青海波模様を作るまでに結構考えており、またデザインについても何度も描きなおして、設計書を作っています。
デザインを生み出すことは、思った以上に大変で、一人黙々と考え込んだりします。なかなかいいデザインが思いつかないときも多々あります。
それでも、「作りたい思い」とグルーデコなど表現する手段によって、「作れた瞬間」がたまらなくうれしい時でもあります。
では、まずは必要な材料集めから始めます。
1.必要な材料
グルーデコの基本的な道具や材料については、「~グルーデコを始め方~マストアイテムと初期費用について 」を参考の上足りていないものを揃えてください。
・ヘアゴム土台(スクエア型)
(502)ヘアゴム スクエア型ミール皿付き 太ゴム レジン・デコ土台に
・ダブルグルー(モンタナ)
グルーデコ(R) 『ダブルグルー モンタナ G-00016』 wGlueJapan
・チャトンタイプのストーン(モンタナ) メインPP13・PP18・PP24など(場合によっては、PP9やPP10も隙間を埋める際にあった方がよい)
・ボールチェーン(粒0.6ミリ)
・ニッパー(ボールチェーンを切る道具)
・定規
2.作り方
①グルーを土台に設置する。
使用するグルーの量は、A材1.5g+B材1.5gの計3.0g。
土台は、2.8㎝×2.8㎝とやや広い面積なので、できるだけ平らになるように意識してください。
②定規でボールチェーンを置く場所に目安をつけます。
画像を参考の上、青字の説明のところに、ピックペンや楊枝などで点を打ちます。
ボールチェーンを置くので、見えることはありませんが、軽く自分で見える程度でOKです。
中央の点は、1段目の波の始まりの部分。
縦の部分の1センチの高さの部分の点は、1段目の波の一番高い部分となります。
続いて、
赤字の説明部分。中央下の部分から垂直に2センチのところで点を打ちます。
赤字の方の点は、2段目の波の一番高い部分でもあり、3段目の波の始まりの部分でもあります。
この点を目安として、ボールチェーンを置いていきます。
POINT!! 曲線を意識して、左右均等になるようにしてください。
③ストーンを設置します。
ボールチェーンの下に、PP13のストーンを左右均等な数になるように埋めていきます。
④次のボールチェーンを設置します。
③のPP13のストーンの下に、ボールチェーンを設置します。
これは、ストーンの流れに合わせて、設置するのでそこまで難しくはありません。左右で幅が異なっていないかに注意しましょう。
⑤ ③と④を繰り返します。
ボールチェーンは、3列にしたいので、もう一度PP13のストーンとボールチェーンを設置します。
⑥残りの部分をストーンで埋めます。
あとは、残りの部分を大きいストーンを使って埋めていきます。
ストーンの大きさは、お好みでOKです。(商品にするなら、使用する大きさは決めた方がいいと思います)
私は、PP24~PP18辺りを使用し、小さな隙間はPP9を使うことが多いです。
⑦ストーンやボールチェーンをグルーにしっかりと接着させます。
⑥までは、仮置きしているだけなので、そこからはストーンをしっかりと埋めます。
ボールチェーンもきれいな波になるように埋めていきます。
特に、端の部分は外れやすいのでしっかりと埋めましょう。
⑧24時間経過後、完成です。
お疲れ様でした。
3.完成写真集&着画
さいご
このスクエア型のヘアゴムは、大きく存在感があります。
ヘアスタイルのワンポイントにもなりますし、ネイビーの知的な印象もプラスされます。
和柄が好きな外国の方にもおすすめです。